Q:矯正治療中のホワイトニングで注意する点はありますか?
矯正治療中の方にホワイトニングをしたいのですが、何か注意点はありますか?
A:矯正方法や処置内容により痛みが出る場合があるので、事前の対策を!
ワイヤー矯正の場合、ブラケットを舌側に設置している方は対策不要ですが、唇側にある場合はワイヤーを外したブラケットだけの状態でホワイトニング施術をお願いいたします。
ポリリンホワイトニングの場合、薬液が非常にさらさらしており、ワイヤーを伝って薬液漏れを起こす可能性があります。
インビザライン等のアライナー矯正の場合はそのままホワイトニング施術できますが、アタッチメントやボタンなどを外した直後は痛みが発生しやすくなりますので、事前に知覚過敏抑制剤などで痛み止めの処置を行うか、その部分をポリリンで保護してから施術する事をおすすめいたします。装置を除去した面は削合時の刺激やエッチングした層の露出により痛みが出やすくなっています。
また、IPR等の処置面も痛みが出やすい箇所となりますので、処置直後は特にその面をポリリンジェルで保護をしてからホワイトニング施術をお願いいたします。
アライナー矯正の方はその中にホームホワイトニングの薬剤を入れて使用するという事も可能ですが、しみやすい箇所(IPRやボタンなどの除去直後など)にあらかじめワセリンなどを薄く塗布してから行っていただくと、痛みが出にくくなります。