Q
ホワイトニング後に、唇についてのお悩みを相談される事が多々あります。縦しわ、皮むけ、口紅の滲みなど、良いアドバイスはありますか?
A
①唇の皮むけ
目に見える皮むけは、角質層が一層ずつ上手に剥がれ落ちず、幾重にも重なった状態で剥がれている状態です。本来は角質を剥がし落とす酵素により、目に見えるような皮むけは起きないのですが、乾燥や加齢により酵素の働きが落ちてしまうと皮むけとして現れます。
対処法としては、ゴマージュなどで溜まった角質を優しく落とし、酵素が働きやすいように保湿を心がける事(食後のリップクリーム)がお勧めです。
②縦しわが目立ち、口紅が滲む
唇の水分量が低下すると縦しわが目立つようになり、しわが深くなると口紅やグロスがしわに沿って流れてしまいます。通常の皮膚よりも乾燥が起きやすい組織なので、保湿が重要ですが、ただリップクリームを塗るだけでは過剰な水分蒸発は抑えられません。
重要なのは、縦しわの底にしっかりリップクリームを届ける事です。そのために、塗り方としてはらせんを描くようにくるくる動かす事と、クリームの伸びが良くなるようにあらかじめ温めておく(体に近い衣服のポケットに入れておく、リップスティックの先を手の甲などに当てて温めて使う)事をお勧めします。塗るタイミングは食後を推奨しますが、口周りにソースなどがついていると荒れる原因になりますので、きちんと拭いて(洗って)からというのもお忘れなく!