お手入れ後、知覚過敏で歯がじんじん・ずんずんする感じがある。食べ物も噛めないところまで痛くなります。1日経てばある程度は治るのですが、ホワイトニングはしない方が良いでしょうか?
一日経てばある程度治るとのことから、ラジカルによる知覚過敏であると予想されます。経験的には歯質が薄めの方や20代前半までの若い方に見られることがあります。質問への回答としては「ホワイトニング自体を諦める必要はありませんが、事前に痛み止めの処置などが必要」となります。ホワイトニング施術の事前痛み止めと言え「ポリリントリートメント」ですが、その他にも知覚過敏抑制剤を塗布することも有効です。
しかし、知覚過敏抑制剤は被膜形成をするものがほとんどで、ラジカルの浸透を阻んで痛みを出にくくしてくれますが、その分ホワイトニング効果も落ちる可能性があります。
また、ラジカルを押さえることで症状軽減ができるので、薬剤に練和する過酸化水素の量を変更していただくことでも対応可能です。通常は、ポリリン1に対して過酸化水素3の体積比で練和しますが、いただいた質問者さまの状況としてはかなり強めの痛みが出ている予想ですので、ポリリン1に対して過酸化水素1にまで量を落として対応します。その後問題なければ徐々に過酸化水素の練和比率を上げていく形で対応します。