先日発表された「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」では、これまで<初診は対面が原則>だったオンライン診療を<初診から>でも可能とすることが盛り込まれ話題となりました。そして4月13日からは、実際に初診患者のオンライン診療が解禁されるとともに、服薬指導や薬の処方もオンラインで行うことが可能となり、薬の受渡しも、院内処方の場合は医療機関から直配送できるようになりました。ただし薬の処方は原則1週間を上限とし、麻薬や向精神薬、ハイリスク薬の処方はできないこととなっています。
オンライン診療の導入について
最近では、私の周りでも「オンライン診療」という言葉を良く耳にするようになり、実際に加盟医院の皆さまからも複数お問い合せをいただいています。ただし、これはあくまでもコロナ禍における時限的な措置であり、感染が終息した場合には、「オンライン診療の適切な実施に関する指針」に定める通り、原則として研修を受講した医師でなければオンライン診療を実施できないことに留意する必要もあります。
さて一口に「オンライン診療」と言ってもどこから始めれば良いでしょうか。
今回の措置に伴い厚労省が発表した資料では、「初診からオンライン診療」を行う場合の留意点として、以下を挙げています。(一部抜粋)
■ 急病急変時の対応方針等について、十分な情報を提供、説明し、説明内容について診療録に記載すること
■ 対面による診療が必要と判断される場合には速やかに対面による診療に移行すること
■ なりすまし防止や虚偽申告による処方を防止する観点から以下の措置を講ずること
・患者による被保険証の提示(動画、ファクシミリ、メール等)、医師による顔写真付き身分証明書の提示(その際に医師資格を証明することが望ましい)
・氏名、生年月日、連絡先等による本人確認の実施
■ 患者が支払う金銭の支払方法は、銀行振込、クレジットカード決済、その他電子決済等の支払方法により実施して差し支えない
効果的に活用するためのオンライン診療システム「curon(クロン)」
我々ミュゼホワイトニング事務局でも色々な方法を検討しましたが、やはりオンライン診療システムを活用することが、最も効率的かつ効果的ではないかと思っています。
事務局にて現在リリースされているシステムを比較検討したところ、現時点では、株式会社MICINが提供する「curon(クロン)」というシステムがベターではないかと考えています。
上記の通り、医院側のコストが0円※1 と経済的メリットが大きいことだけでなく、クレジットカードを事前に登録してもらうことで本人確認やキャンセル防止等にも役立つものと思います。また特徴的なのは物流システムと連携をしていることから、例えば、ホームホワイトニングの薬剤や機材、矯正用のマウスピース等を自動的に配送することも可能です。また、スマホアプリが無料で使えることも魅力です。
今、歯科業界に限らずあらゆる業界において「新しいビジネスの在り方」が模索されています。積極的に新しいサービスを活用することで、強い歯科医院運営を実現することが可能です。今後事務局としても、「curon(クロン)」を活用した「オンラインホワイトニング」サービスについてリリース準備を進めておりますので、ご興味がございましたらお問い合せください。我々も皆さまの力強いパートナーであり続けられるよう努力して参ります。