光触媒による抗ウイルス抗菌コーティング
新型コロナウイルス感染拡大の中、各歯科医院でも様々な対策を取られ、診療を続けられていることと思います。匡仁会(恵比寿・池袋)の院内でも感染防止対策の1つとして『光触媒による抗ウイルス抗菌コーティング』を実施しました。光触媒は1967年に現東京理科大学学長である藤島氏と本多氏の発見が発端となります。
強い酸化力と超親水性によって、有機物の汚れや有害物質を分解し、汚れが雨で洗い流せることから、自浄効果のある外装用塗料やテントなどに利用されています。身近な例として車のサイドミラーに“曇り防止”としても用いられています。
従来「光触媒」の技術は太陽光に含まれる高エネルギーの“紫外光”が必要なため、技術応用は屋外に止まっていましたが、2007年頃から応用範囲の拡大を求めて、蛍光灯などの室内光でも機能を発揮する“新しい可視光応答型光触媒”の研究開発が行われました。
その結果、紫外光よりもエネルギーが低い可視光でも、細菌やウイルスをわずか1時間程度で不活化できる「新しい光触媒」が誕生し、現在関連商品が続々と生まれています。
可視光応答型光触媒を利用した抗菌・抗ウイルス施工の特性
❶安全性主成分は食品添加物や化粧品にも使用されており、特有の臭いや刺激がなく科学的にも安全な液剤が用いられています。
❷耐久性有機溶剤等を使用しておらず、劣化の心配が無いことが特徴で、適切な条件化であれば、数年間に渡って効果が持続します。
❸抗ウイルス・抗菌作用太陽光や室内光が当たるだけで、光触媒面に付着したウイルスや菌の分解が可能です。
光触媒による酸化分解には対象の選択性がないため、ウイルスの種類にかかわらず、O-157や黄色ブドウ球菌の病原菌に対しても抗菌効果を発揮することが期待できます。
その他にもアンモニアなど悪臭に対しての脱臭効果や、アセトアルデヒトなどのVOC除去機能にも一定の効果が確認されています。「光触媒」についてはグーグルトレンド上でも急上昇しており、「マスク」「除菌・脱臭機」「スプレー」など個人単位での対策としても注目されてきています。
もしご興味があれば、ご連絡ください。加盟医院さま限定で「1㎡:700円」にてご提供可能です。感染防止対策は患者さまのみならず、従事されているスタッフへの配慮にもつながります。少しでも安心して診療できる環境作りにご協力できれば幸いです。