加盟医院からの質問
現在、VITAクラシカルのシェードガイドを使用しているのですが、ホワイトニング用にW1、2、3があるものを導入したほうがいいでしょうか?先生の使っている物、シェードテイキングのやり方、コツを教えていただきたいです。
末光先生の回答
シェードガイドですが、私の医院ではVITAクラシカルの16色と松風のホワイトニングシェードガイド4色(W0、W1、W2、W3)を加えた20色で確認しております。こちらの4色のシェードガイドは『松風 ホワイトニングシェードガイド 4色』で検索していただきますと出てきます。ご希望の方は一度検索してみてください。
ホワイトニングを繰り返していくと術前の時点でB1以上に白く、色確認が曖昧になることもあるので、今お使いのものに追加して持っておくと困る場面は少なくなりますし、患者さまの満足度も上がりやすくなりますのでおすすめです。
カルテの見本をトークノート上の『共通:ホワイトニング書類』にてご案内しておりますので、こちらの中にあるガイドの並び順をご参照いただき、シェードガイドは並べ替えてご利用ください。また、カルテを見ていただくと分かるように、色確認は2歯で行っております。これは歯の厚みの違いにより、同じように施術していても色の上り方に差が出るためです。
パートナープログラムの加盟医院に展開しているトークノート上の記載例では、右上1と右下3で確認していますが、上顎前歯は顔の印象を左右する場所ですので、補綴でない限り確認することをおすすめいたします。また、犬歯は笑顔になったときに見える範囲で特に色が濃く感じやすい歯種のため、色確認場所として設定しています。必ず犬歯でというわけではありませんが、後々「色の差が気になる」とご相談されることが多いので、初めての施術の時点で色の差があることを患者さまに認識していただくためにも、前歯よりも濃い歯をもう一カ所確認することをおすすめいたします。
シェードテイクのコツ
◆術前◆
①窓から入る光の影響を受けない様にブラインド等を閉めておく
②ユニットのヘッドレストを調整し、頭をしっかりつけてもらう※術前後で同じ角度を保つため、これ以降はヘッドレストは動かさないよう注意
③本人に手鏡をお渡しし、一緒に見てもらいながら確認することを伝える
④術前の色確認は必ずシェードガイドの一番暗い色から歯の横でスライドさせ、近いと思われる色があったら少し引き出し歯の横に当てて「この色が近いようですが、ご覧になってみていかがですか?」と本人の同意を得て記録
⑤術前で記録した色に該当するシェードガイドは、④の少し引き出した状態のままにしておく
※術前確認したら術後確認が終わるまで戻さない
◆術後◆
⑥ユニットを術前と同じポジションにし、ヘッドレストに頭をつけてもらう
⑦術前に確認した色をそのまま確認歯の横に当てて、色の差を実感させる
⑧⑦の状態から現在の色と思われるところまでシェードガイドをスライドさせ、術前と同様に確認する
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