セルフの酸化チタンの作用

加盟医院からの質問

ティオンのセルフホワイトニングなどでよく使用される酸化チタンについてですが、単体で酸化チタンを使用する場合どのように作用しているのでしょうか?

末光先生の回答

酸化チタンですが、光を受ける事で活性酸素や水酸ラジカルを発生させ、周囲の有機物を酸化させるという作用になります。

周囲の有機物などは酸化される(電子を奪われる)ことで低分子化し無色化されるという、過酸化水素から発生するラジカルと同じように漂白作用がありますが、ラジカルを発生させるための光が、ホワイトニングの場合は可視光線となるため、紫外線と比較してラジカルの量は少なくなります。※産業分野では紫外線と光触媒を反応させ防汚や脱臭、抗菌作用などとして利用されています。

また、セルフホワイトニングの場合、歯面に作用させるということですが、歯の表面にはペリクルや細菌等の有機物が多く、事前の清掃も本人が実施する形ですので、歯の内部の有機物を分解する前に表層でラジカルによる酸化作用が消費されてしまうことが多くなります。

さらにペリクル直下の歯質は一番石灰化作用が及びやすいことから、歯質内にラジカルが浸透するためには相当量のラジカルが必要になります。ティオンセルフの場合は酸化チタンに加え、オキシドール程度の過酸化水素(2.5~3.5%)を利用し、ラジカルの量を補完しようとしているのですが、オフィスとのラジカル発生量は大きく異なっているため、その漂白作用に大きな差が出ています。

酸化チタン自体に光と反応させることで漂白作用はあるのですが、諸々の条件などから歯質全体の漂白となると効果はかなり劣ってしまいます。

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