リラックスして施術を受けていただく工夫:下唇編

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Q

ホワイトニング施術練習のため、家族にホワイトニングしてみたのですが、術後に「下唇がなんだかしわしわして気持ち悪い」という事を言われました。過酸化水素が付いた感じではありませんでした。原因と対処法を教えてください。

A

下唇の術後しわしわ感の原因は「乾燥」です。下唇の内側は通常唾液で湿った状態ですが、ホワイトニングではアングルワイダーで下唇が表に翻った状態となり、照射中に乾燥してしまいます。

術中は下唇が伸展した状態となりますが、そのまま乾燥してしまうことにより、アングルワイダー除去後の粘膜面がうまく収縮できず、ひだを作ってしまうことで「しわしわ感」が出てきてしまいます。

こちらの対処法としては乾燥を予防する事ですが、私の場合は白色ワセリンで口唇粘膜面を保護しています。アングルワイダーを装着した直後に塗布していますが、この際塗布面は湿っていて、ワセリン塗布が非常に難しくなりますので、事前にワセリンを手の甲に乗せておくなどして温めておくとよいでしょう。

綿球にワセリンをたっぷりと取り、乗せるように塗布していきます。患者さまの感覚としてはくすぐったく感じますので、その旨も声掛けしながら行うとより安心いただけます。下唇粘膜面へのワセリン塗布は、乾燥予防という目的以外に、術中の開口による過酸化水素付着を保護する役割がありますので、必ず塗布する事をおすすめいたします。また、塗布したらアングルワイダーを外す前にふき取ることも忘れないようご注意ください。

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