加盟医院からの質問
トークノートで配布されているカルテの色の記録方法を教えてほしいです。研修時にもらった記入例では1番と3番しか記録されていなかったのですが、他の歯は不要なのでしょうか?
末光先生の回答
施術範囲全ての歯の色を記録することは現実的ではありませんが、1歯だけでは歯の厚みの違いから1回の施術で色の差が出てくる(前歯と犬歯では1度の上り幅が異なることが多い)ため、当院では厚みの異なる2歯種で記録を取っています。記入例は1番と3番ですが、必ず前歯と犬歯というわけではありません。患者さまに合わせて場所は変わります。
実際の現場での記録の仕方※あくまでも一例
●患者さまに鏡を見ていただき1番気になる歯を確認。2本目に関しては気になる歯がない場合厚みの異なる歯牙でかつ1本目と色の差がある歯を術者が選定。
●全体が気になる場合はお顔の印象を決める前歯と笑った時に見える範囲で色の濃い歯を確認歯として選定。
●術前の色と術後の色に該当するマスに点を打ち、その点を矢印で結び、その施術での変化量を記録する。
同じ歯牙でも歯頚部と歯中央部で色が異なり、その記録も取りたい場合は、歯頚部の色を★、歯中央部の色を●で術前後色をそれぞれ記録し矢印で結ぶことで、1歯の中の色の差も分かりやすくなります。
さらに、前回の術後の色と今回の術前の色には差があることもあるため、施術間の変化を点線矢印で記録しています。