取引の相手方の調査、忘れていませんか?

医師・衛生士は肩書を悪用されるリスクも

先日、各種ニュースメディアで『「マウスピース矯正」患者が集団提訴』という記事が掲載されているのをご覧になった方も多いかと思います。これは『デンタルオフィスX(エックス)』という歯科医院で、歯科矯正が実質無料できるという謳い文句でモニターを大量に募集し、信販契約をさせることによってクリニックにお金が落ちる仕組みを作っていたところ、本来モニター(患者)に支払われるはずの『広告料』が滞ったことによりモニター(患者)のローンだけが残り、治療もできない状態となっているものです。

この事案に関わっていたと言われているI医師については、途中でメンバーから抜けているという報道もあり、この医師が実際にこの詐欺ともいえるスキームに関与していたかどうかは分かりませんが、SNSなどでは実名も多く取り上げられてしまうなど、今後のキャリアや信頼に大きな傷が付いてしまったことは間違いないものと思います。
今回は裏側に大きな詐欺グループが関与していると言われておりますが、仮に自分には全くそのつもりがなかったとしても、不用心に「やっかいな人」と関わってしまったことによって、自身や医院のブランディングを棄損し、信用低下を引き起こしてしまう可能性があるということです。

医師や歯科衛生士という素晴らしい資格や肩書を持っている皆さまは、いろいろな場面で「名前を貸してほしい」「監修をしてほしい」「商品の共同開発をしてほしい」などのご依頼があることと思います。もちろん全てが詐欺というわけではありませんが、やはりこのような素晴らしい肩書を悪意で利用しようとするものは一定数いるということも事実です。

リスク軽減のために必要なこと

皆さまは新しい取引先とのご契約時にどのように判断をされているでしょうか。特に相手方の調査もしないまま、契約を行っていませんか?我々ミュゼプラチナムでは、新規の取引の際には、必ず帝国データバンクや商工リサーチなどで信用情報を調査したり、同業企業へのヒアリングなどを行います。また、事前に弁護士に相談したうえで、提案されたスキームに違法性はないのか、脱法性はないのかなどを確認し、場合によっては、行政機関に問合せを行うことも少なくありません。さらには、専門の調査機関を通じて「反社チェック」を行うこともあります。

もちろん我々のような事業会社とクリニックでは、異なるところも多いかとは思いますが、医師やクリニックの信頼を守るために、このような意識もぜひ持っていただけると良いのではないかと思います。おそらく今回のドクターも事前にしっかりと確認を行っておけば、このようなことに巻き込まれずに済んだかもしれません。

事務局ではこのようなご相談もお受けしております。必要に応じて、調査機関や弁護士、行政機関への確認なども代行いたしますので、いつでもご相談いただければと思います。

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美容脱毛サロンで培った接遇技術を柱に、サービスという概念を掘り下げた〈顧客満足度×従業員満足度〉の指針をインプット。
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