感染予防のために①

目次

Q

感染予防のための口腔内衛生が今注目されていますが、我々が改めて言うべき事や伝え忘れている事はありますか?

A

伝え忘れについて一番感じている事は「歯ブラシの清掃と保管」についてです。歯ブラシの動かし方や選び方などについてはたくさん説明があるのですが、使った後の洗い方や保管に関する注意が不足していることが非常に多いです。

一般の方の歯ブラシの洗い方は実に様々で、コップの中で洗ったり、流水に当てるだけという方も非常に多いのですが、プラークが付いている歯ブラシの洗浄としてそれでは不十分ですね。

望ましい方法としては、「流水中に指を使って強く洗う」、歯面のプラーク同様、物理的に除去する事が重要なのです。
またそのあとの保管ですが、歯ブラシについている細菌を死滅させるためにはしっかり乾燥させなければなりません。中には風呂場や台所に置く方もいますが、乾燥しにくかったり他の細菌・真菌類も付着する恐れがあります。乾燥した歯ブラシでもHSV-1は48時間、湿った状態では1週間以上生存するという報告や、歯ブラシや歯磨きチューブの先端部が24時間後でもミュータンス連鎖球菌で汚染されているという報告もあります。

口腔外でもプラーク中の水分を使い、細菌類はしばらくの期間増殖能を維持しています。保管中も家族のものとブラシ同士が接触しないよう、別のコップに立てるなどして、家族内の細菌伝播を防ぐ事も大切です。
他にも様々あるのですが、続きはまた次回お話しします。

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