前回、上手な叱り方のチェックリストや叱る際のポイントをお伝えしましたが、経営者である院長から指導されるということは、目に見えない影響力があり、そのスタッフさんにとっていろいろと大きな意味を持つものです。厳しい言い方ではなかったとしても、どちらにせよスタッフさんは落ち込んでしまうこともあります。そうならないためにチームプレーでフォローし合うことが大切ですので、日頃から皆さんとのコミュニケーションや関わり方も大事にしましょう。
第一回:パワハラとは?
第二回:パワハラの定義・被害
第三回:パワハラの発生原因
第四回:パワハラが起きないための対策
「パワハラが起きないための極意!」について
この6つのポイントはパッと見てごく普通のことに思えますが、実はハラスメントが起きにくい環境を作るとても良い対策です。このごく普通の「当たり前」ができていないことによって誰かが悩んでしまったり、退職にいたる現状があります。
例えば、スタッフから相談された時に無表情になっていたり、パソコンやスマホを操作しながら話を聞いていたり、何の説明もなく「これやっておいて」と指示されたらどう思いますか?、裏で貶すような言動をしたり、特定の人や性別次第で叱り方を変えたりなど…そんなことをされたら、当たり前に嫌だなと思いますよね。この当たり前のことが当たり前にできていないとトラブルへの第一歩になってしまう可能性があります。
特に⑥の雑談ができるかどうかという点は、パワハラが起きやすい職場の特徴1位にもあった「上司と部下のコミュニケーションが少ない職場」につながってきます。気軽に話ができるというのは、これ以上なく関係値を深めていけることになりますので、これらのことは明日からやってみようではなく、ぜひ「今から」実践してみてください。これができていればハラスメントは起こりません。ここまでパワハラについてさまざまなことをお伝えさせていただきました。今後、自院でどう対策していこうか、就業規則の作成や改訂をしてみようか等、プラチナムパックを導入していただくことで事務局が一貫してお手伝いさせていただくことが可能です。
もちろん、プラチナムパックを導入せずとも、トークノートでご相談いただけますと事務局としてもとてもありがたい限りですので、皆さまからのご連絡いつでもお待ちしております。