歯面付着物とホワイトニング

加盟医院からの質問

研修の際に、ホワイトニングの薬剤は歯の内側から白くするため、矯正装置が付いていてもホワイトニングの色むらなどが出ないとお聞きしたのですが、歯石やプラークが付いてる場合でも色むらはできないのでしょうか。
事務局からいただいたホワイトニングのカウンセリングツール資料の内容には、『歯石が付着しているとその部分はホワイトニング効果が出ません』と記載されているのは、歯石がホワイトニングにより白くならないということで、歯石の下の歯は白くなるということでしょうか。

末光先生の回答

歯石やプラークがあるとホワイトニングの効果が得られにくくなります、施術前には歯の清掃を!
歯の表面に付いているものが何なのかで、その下や周囲のホワイトニング効果は変わってきます。
ホワイトニングでは漂白成分であるラジカルが歯表面から内部に浸透し、エナメル象牙境で横方向にも広がるため、矯正装置がついていてもその下も白くなります。ここまではこのコーナーでも何度か取り上げてきた内容かと思いますが、今回は歯石やプラークということで、装置とは異なる状態です。
そもそも歯石やプラークは元々が口腔内細菌等であり、有機物が非常に豊富な物質です。これらを踏まえて改めて漂白という作用を見てみると、漂白は『ラジカルにより有機物を低分子化することで明度を向上させる』という行為で、歯の表面に有機物が豊富な歯石やプラークが存在していると、本来は歯の中に作用させたいラジカルが、表面の歯石やプラークの低分子化作用に消費され、歯の中に作用するラジカル量が極端に少なくなります。
そのため、歯石やプラークが存在した場合、その歯に塗布した薬剤のラジカル反応が主に歯の外で起こってしまいホワイトニング効果が得られにくくなってしまいます。歯石やプラークが存在する場合、その周囲から多少回り込んだラジカルにより内部から漂白はされるので、そこだけくっきり黄色く残ってしまうという事はないのですが、全体的な漂白作用は格段に落ちますので、事前の歯面清掃はとても重要になってきます。
ちなみに、血液や血漿も非常に有機物が豊富なものとなります。ホワイトニングの事前清掃で出血した場合、歯肉の保護が難しくなる(ガムダムが剝れやすい)のに加えて、歯面に有機物残留が起こりやすくなってしまうため、なるべく出血をさせないことや出血してしまったら歯面に血液がつかないようにすること、ワセリンなどを用いて止血することをおすすめいたします。

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