【第三話】集患施策、何を行うべきかが分かる!施策策定

歯科マーケティング道場が三話目を迎え、今回で最終回となります。分析、戦略と準備を進めてきた内容をもとに、「施策策定」を行っていきましょう。

■連載の内容
第一話 自分たちの強みを把握!環境分析
第二話 狙い場所を決める!戦略立案
第三話 何を行うべきかが分かる!施策策定

前回の記事はこちらから閲覧できます

【第一話】集患施策、はじめの第一歩は環境分析から

【第二話】集患施策、狙い場所を決める戦略立案

カスタマージャーニーの設計

皆さまは、自院の患者さまがどうやって医院を知り、何に魅力を感じて来院されたのか、全体の流れを把握されていますか?効果的に施策を設定するには、そのプロセス=カスタマージャーニーを理解しておくことが有用です。そうすることで施策ごとの効果測定が容易になり、課題点が浮き彫りになります。

ペルソナとの兼ね合い

設計を進めるにあたり、商品やサービスの典型的な利用者像=ペルソナも整えていきます。年齢・性別からお金の使い方の傾向など、実在している人物かのように詳細を作り込んでみましょう。コロナ禍を経たことで生活様式が多様化しており、作りこみが各施策間のズレを未然に防いでくれます。

カスタマージャーニーマップ

今回は自費診療(歯列矯正)に焦点をあて、渋谷区代々木にあるミュゼ歯科医院という架空設定のもと、3つのフェーズでマッピングをしてみます。
フェーズごとに課題とゴールを羅列し、それに沿って結果をペルソナ視点で評価し、書き出していきます。患者さまは少しでも面倒だと感じる部分があると“来院/契約に至らない”ため、お互いの想定したゴールがズレないよう、期待値コントロールには十分に注意したいところです。


連載を通してお伝えしていることですが “戦わずして勝つ”ことがモットーです。自院に優位な状況を作り上げることで、施策自体の成功率も底上げされる旨をご認識いただければと思います。
私の経験則として、インプラントや矯正は、自費診療との相性が良い印象です。高額になるほど、決断に至るまでのプロセスが増えていくため、アプローチの整合性を見直せるカスタマージャーニーの本領発揮というわけです。
全3回に渡りマーケティングの手順をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?分かりやすくフレームワークを用いましたが、そこにこだわる必要はなく、さまざまな整理方法があることを知っていただければ幸いです。
大切なことは、業者からの提案を間に受けず、あらかじめ予備知識を持っておくことです。何かお困りごとや、判断に迷うことがあればいつでも事務局を壁打ち相手としてご活用ください。皆さまの集患施策成功をお祈りしております!

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